2011年12月31日土曜日

飛騨・北陸の旅から帰ってきた

昨夜、飛騨・北陸の一泊二日間の旅から家に帰りました。
一人で年末年始を過ごす寂しさを解消する対策の一環として、妻が申し込んでくれたツアー旅行ですが、考えてみたら自分にとって初めての一人ツアー旅でもあったようです。

バスで東京を出発し、山梨、長野を経由し、岐阜で飛騨高山の古い町並みと世界遺産白川郷を見学してから、石川に入り、蟹も含めた北陸海鮮の食べ放題を満喫し一日目を終わりにした後、二日目は兼六園、富山の生薬老舗や海鮮市場などを見学し、東京への帰路に付くという行程でした。

山梨に入ってから金沢市内に入るまでずっと連綿と続く山々と降ったり止んだりする雪が融合した景色でした。バスの車窓から雪で美しさを増した山々を眺めながらも、山々の険しさと高速道両側の積雪を前にして、戦国時代好きな私は「道理で武田信玄は中山道ではなく東海道を上洛する道に選んだわけだな」と感嘆しました。

飛騨高山で江戸時代の古い街並みを楽しく見学できました。現存する唯一の江戸時代の役所-高山陣屋は大掃除(?)で休業だったため入ることができず、正門前での写真撮影に留まりましたが、その残念さを和らげてくれたのは、飛騨牛串焼きの美味しさでした。なんと一本500円の高い値段でしたが、肉質といい香りといい、値段に十分に見合う美味しさがあって、さすが最高級和牛から作った飛騨の伝統的美食でした。

世界遺産白川郷の見学では、絶えずに降り注いだ小雪が合掌造りの集落の独特の雰囲気にさらに幾分の神秘さと美しさを与えたおかげで、最高な景色を満喫できました。文化的な要素だけでなく、公園に遜色しない冬景色も白川郷の大きな魅力の一つだなと思いました。

一日目の晩御飯は海鮮食べ放題ということで、旬の寒鰤とカニを思う存分に食べました。わずか1時間の食べ放題だったが、驚異的な量のカニを食べたと思います。寿司や鰤の刺身を含めてスーパーの値段に換算すると、おそらく八千円も食べたじゃないでしょうか。

二日目は石川と富山のいろんな場所に連れて行かれましたが、兼六園を除いて全部「XX見学」と名づけられたお土産の店のようなところでした。今回のツアーのコースに入っていないが、兼六園から眺めた金沢城跡がわりと印象に残りました。「あれは昔の一向一揆の最大な拠点のひとつである尾山御坊だな」と、戦国時代の出来事などを思いながら、城跡に向けて写真を撮りました。

富山の生薬老舗で「何にも効く万能薬」として宣伝された反魂丹の製作工程を見学しましたが、どうみてもインチキくさいでした。漢方といい、生薬といい、やはりいわゆる伝統医学は信用できないなと改めて思いました。

帰路のサービスエリアで、山梨の名物-ほうとうを買いました。武田信玄が考案した陣中食と思っただけに、どんな味なのでしょうと、思わずに買いました。富山で買った鱒の甘煮と一緒に、お正月にその味を楽しもうと思います。

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